リラックスして…沖縄県産の食用菊から薬膳茶 料理研究家・新崎さん開発


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 料理研究家の新崎亜子さんは、沖縄県産食用菊を使った薬膳茶「菊花茶(きっかちゃ)」を開発し、数量限定で販売している。菊花茶は台湾や中国で飲まれるお茶で、リラックス作用などが期待される。新崎さんは「沖縄には体にいい食材が多くある。菊花茶も沖縄の名産になればいい」と話した。

 菊の産地である沖縄市の複数の農家から食用菊を仕入れた。外国産の菊は強い苦味があるが、県産の菊は柔らかな花の香りが特徴だという。加工は就労サポートセンターありんこ(うるま市)に依頼した。

 乾燥させた食用菊を容器に入れ、湯を注ぐと、生花のように花びらが広がる。菊以外の食材を入れて楽しむこともできる。新崎さんは「薬膳に興味のない方にも、日々の健康のために飲んでほしい」と話した。

 沖縄市越来の「リストランテIPPEI」、うるま市前原の「おきなわ薬膳美人」、新崎さんが開く料理教室「HEARTY PARTY OKINAWA」で購入可能。価格は1袋1080円(税込み)。

琉球薬膳華茶「菊花茶」
琉球薬膳華茶「菊花茶」をPRする料理研究家の新崎亜子さん=20日、沖縄市内