大龍柱補修へ着々 作業場の整備本格化 首里城


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奉神門前の下之御庭に整備される大龍柱の補修作業場=22日午後、那覇市の首里城公園(喜瀨守昭撮影)

 昨年10月に正殿などが焼失した那覇市の首里城公園で、沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所などは22日、焼損した大龍柱の補修作業場の進捗(しんちょく)状況を報道陣に公開した。作業場は9月中旬までに完成予定。その後の龍柱の補修作業について、来場者が閲覧できるようになる。

 大龍柱は火災でひび割れや欠損が生じ、2~3月に養生などの応急処置が施された。

 今月15日から下之御庭の作業場予定地で基礎の掘削、22日に基礎の鉄筋工事などがそれぞれ始まり、整備が本格化した。

 大龍柱は正殿などと共に新しく作られる予定。焼損した大龍柱はその際に見本とし、その後は展示するか検討するという。補修作業は9月下旬に開始予定で、10月下旬から11月中旬にも終える。