社会

開業医で初、乳癌学会理事に宮良氏 地域診療と病院の連携へ意欲

宮良球一郎氏

 日本乳癌(がん)学会の理事に、開業医として初めて宮良クリニック(浦添市)の宮良球一郎院長(61)(乳腺専門医)が選出され、このほど就任した。任期は4年。宮良さんは「北海道から沖縄まで、どこにいても高いレベルの乳がん治療ができるように開業医のレベルアップを図っていくとともに、『病診連携』や情報交換などを進めていきたい」と意気込んだ。県内から同学会への理事就任も初めて。

 宮良さんは1959年生まれ、竹富町小浜島出身。八重山高校卒業後、東海大学医学部に進学。琉大医学部第1外科、癌(がん)研究会付属病院乳腺外科などに勤務し、2005年にクリニックを開業した。

 乳がんの早期発見・治療を啓発するピンクリボン運動の象徴であるピンク色の服を常に身にまとっているという宮良さん。乳がん患者の会「ぴんく・ぱんさぁ」や乳がんに関係する医療従事者でつくる「琉球乳腺倶楽部」の代表世話人を務めるなど、乳がんに関する正しい知識を普及するとともに、早期発見の重要性を呼び掛けてきた。医療でも乳腺領域で国内有数の診療実績を持つ県外の社会医療法人と業務提携しているほか、地域完結型チームワーク医療を目指して地域の産婦人科などとも連携を進めてきた。

 宮良さんは理事選に立候補した際に「『社会貢献』と『患者への貢献』を進めるには、病診連携を含めて開業医が担う役割を最大限に生かして『ワンチーム』になる必要性があると考え、そこに貢献していきたい」と強調し支持を訴えた。

 日本乳癌学会の会員は現在約1万人。2010年から一般法人化され、学術集会での発表希望者も年々、増加している。



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