<熱闘・輝く青春>一緒に挑む最初で最後の総体、きょうだいで表彰台 


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 周子
女子円盤投げ決勝 投てき後に雄叫びを上げる那覇西の友利晟弓=23日、沖縄市のタピック県総合ひやごんスタジアム

 男女の投てき種目に挑んだ那覇西3年の友利健秀、1年の晟弓(なるみ)きょうだい。「力まず、しっかり足で投げろ」。女子円盤投げの試技中、兄が妹に声を掛けた。「1年ならではのプレッシャーを感じている」と緊張を察し気を配った。助言を生かした晟弓は2位に5メートル以上の差を付け優勝。「楽しみながらできた。1位はうれしい」とほっとした表情。兄には「最後の総体。頑張ってほしい」。応援を背に砲丸投げの健秀は「ベストを更新する」と有言実行で2位。一緒に挑む最初で最後の高校総体で、そろって表彰台に上がった。

砲丸投げの試技に臨む那覇西の友利健秀=23日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム