「きれいな浜を守る」子ども有志ら清掃隊を結成 今帰仁村越地にコシーサーズ


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 【今帰仁】今帰仁村越地区の子どもら有志が「きれいな浜を守る」と区の浜の清掃活動を行った。活動のきっかけは去年の9月、海外から移住してきた又来(またらい)隆馬さん(41)の一家が、同区の地域の浜を週1度のペースで清掃活動を行ったこと。又来さんらの活動に賛同者が数人ずつ増えていった。

海岸のごみを拾い終え笑顔の子どもら=5日、今帰仁村越地海岸

 活動に参加した子どもらは5日に同区の公民館に集まり、ごみ問題について話し合い「ごみはどうすれば無くなるのか」「他の浜はどうなっているか」など活発な意見を出し合った。拾ってきたごみの分析、漂流してくるごみ問題を考え、また、浜で生きる生物や、植物などについても考えた。

 又来さんは「今では子どもたちはごみが出ないように考え買い物し、捨てない、必要な物以外は買わないなど、他の浜に行ってもごみを自然と拾うようになった。大人ももちろん、次世代の子どもたちにいつまでもきれいな沖縄の海を守り、ごみが出ないように考えてほしい」と汗を拭った。

 今回はネーミングも考えようと子どもたちの名前の頭文字などから「ゴミ収集団コシーサーズ」と名付けた。コシーサーズは、同区の浜を守るために清掃活動を続けていく。

(新城孝博通信員)