サッカーJ2 琉球、初勝利ならず、愛媛と1―1 主導の後半も勝機生かし切れず


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 サッカー明治安田生命J2の第7節は25日、各地で行われ、FC琉球は愛媛県のニンジニアスタジアムで愛媛FCと対戦し、1―1で引き分けた。前半に先制されたが、後半に風間宏矢のゴールで追い付いた。その後も決定機はあったがチャンスを生かすことができなかった。4敗3分けの勝ち点3で順位は最下位22位のまま。次戦は29日、タピック県総ひやごんスタジアムでジュビロ磐田と戦う。

 琉球は3連敗中の愛媛に引き分け、初勝利に届かなかった。持ち味とする細かいパス回しは機能したが、決定力不足が浮き彫りとなった。

 前半36分にカウンターをを受け失点した。守備への戻りが遅れ、1対1となった上里一将がかわされ、シュートを放たれた。

 後半は主導権を握り、右サイドでの細かいパス回しから中央を切り崩し、ゴールチャンスをつくり出した。同点弾は24分、左サイドの茂木駿佑が中央へ折り返し、ゴール前の風間宏矢がきっちり合わせて押し込んだ。

 前後半を通して決定的な場面が何度か訪れたが、最後の一押しが足りなかった。FWの阿部拓馬はゴール前に自らドリブルで切り込み、同点につながるプレーで貢献。その一方で決定機で外す課題も見えてきた。

 小野伸二が先発出場。起爆剤としての期待が懸かったが、開始7分で相手との接触プレーで無念の負傷退場という不運もあった。

 得点した風間は「勝ちきれなかったことを反省している。勝ち点3を取るために全力を尽くす」と次戦に向けて闘志を燃やしていた。