JTA、新卒採用断念 21年度入社、中途採用も


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日本トランスオーシャン航空のロゴマーク

 日本トランスオーシャン航空(JTA、青木紀将社長)は28日、2021年度入社の新卒採用活動を中止すると発表した。JTAと琉球エアーコミューター(RAC、金城清典社長)の20年度の客室乗務員職の中途採用についても採用選考を中止する。

 新型コロナウイルスの収束が見えず、事業環境を見通すことが困難になっているとして、中断していた採用・選考活動の再開を断念した。

 JTA担当者は「地元企業として、継続的な採用は重要であると認識している。しかし新型コロナで次期の事業計画も見通せない中、苦渋の決断となった。期待に応えることができずおわび申し上げる」と話した。

 JTA、RACともに学生や既卒者の採用エントリーを受け付けていたが、新型コロナの感染拡大を受けて5月27日に採用活動の中断を発表していた。

 エントリーしていた応募者には、事務局から採用活動中止の連絡をする。22年度以降の採用活動についての見通しは立っていない。