アボカドたわわ130個 いつもは2、3個「今年はなぜ?」 南城・服部さん宅


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庭に育つアボカドの木に実がたわわに実り、驚く服部武彦さん(右)と妻の愛子さん=22日、南城市知念吉富

 【南城】沖縄県南城市知念吉富の服部武彦さん(81)、愛子さん(78)宅の庭に、アボカドの実が130個たわわに実っている。「こんなにたくさんの実が付いたのは初めて」と驚いている。

 庭にアボカドを植えたのは約9年前。しばらくたった6年目に実りだした。「毎年2、3個しか実らない」という。「特別に何か手入れをしたわけでもないのに、今年はなぜだろう」と不思議がりながら「熟したら早く食べたい」と笑顔で語った。

 服部さん夫妻は長年東京で暮らしていたが、武彦さんが定年退職してしばらくして沖縄へ移住。久高島やコマカ島が望める吉富の傾斜地に新居を構えた。

 庭をきめ細かく整備しながら、色とりどりの草花や果樹を植え、華やかな庭へと変えていった。2010年秋からは市観光協会が主催する「南城市憩いのオープンガーデン」にも参加。毎年市内外から多くの人が服部さんの庭を見に訪れている。「オープンガーデンでいろいろな人と知り合い、草花を提供してくれる」と笑顔で語った。

 実ったアボカドは友人や近所の人に分ける予定。