クラスター地域抑え拡大防ぐ<休業要請で玉城知事一問一答>


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 玉城デニー知事と記者団とのやりとりは次の通り。

 ―警戒レベルを引き上げない理由は。

 「クラスターが発生している地域をピンポイントで抑えていく。全県的なことではないので、警戒レベルは第2段階だ」

 ―第2段階の対策実施例では休業要請は検討にとどまるとしていたが、政治的な判断があったのか。

 「全ての状況を指標に当てはめるのは、全県的で緊急事態であれば妥当だが、今回は発生地域が集中し、関連的に濃厚接触し、クラスターが発生している。発生地域をピンポイントで抑えるため、休業を要請するという形で踏み込んで抑え込んでいきたい」

 ―8月1~15日に県境を越える渡航に慎重な判断を求める理由は。

 「13~15日はお盆で、7月の連休期間の途中経過もあり、対応が必要だ」

 ―協力金のスキームと財源は。

 「風営法を基に対象業者を絞り、1事業者に20万円を支給する。財源は『うちなーんちゅ応援プロジェクト』の残りを充てる」

 ―26日に警戒レベルを引き上げなかった判断は妥当だったか。

 「検査対象が増えれば、感染者数も増える。分析と判断は適宜対応している」