離島の自治体、次々と来島自粛を呼び掛け 高齢者多く医療体制も不十分


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 【中部・北部】平安座島や浜比嘉島などの離島を有するうるま市と伊平屋村、伊是名村は31日、新型コロナウイルス感染防止のため、来島自粛を呼び掛けることを決めた。
 うるま市は当面の間、伊是名村は県の緊急事態宣言の期間に準じ8月15日まで、伊平屋村は8月31日まで。
 伊是名村は村と今帰仁村の運天港を結ぶフェリーも減便する方針。村の担当者は「村の医療体制や高齢者が多いことなどを踏まえて決定した」と説明した。
 伊平屋村は村民に対しても8月31日まで、島外への不要不急の渡航を自粛するよう呼び掛ける。同村は「離島のため医療体制が十分ではない。感染者を一人も出さないための村独自の判断だ」と協力を求めた。