決勝みどころ 連投の両エース、カギ握る継投策 八重山対KBC 県高校野球夏季大会


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 八重山は右腕・砂川羅杏、KBC未来は左腕・松竹嬉竜と双方とも好投手を擁する。1回戦から登板が続き、両エースは準決勝でも投げており、疲労も考えられる。起用法や継投のタイミングも鍵となりそうだ。

 八重山のここまでのチーム打率は3割4分3厘で、上位から下位まで切れ目ない打線が持ち味だ。一方、残塁が1試合平均9.8と好機の一打が依然として課題となる。

 KBC未来の打率は2割6分9厘。終盤から畳み掛けるような連打が特徴だ。思い切りの良いスイングで長打も狙う一方、三振が1試合平均6.6と多い。打席での見分けも重要になりそうだ。

 甲子園出場経験のないチームによる頂上決戦。甲子園へとはつながらないことが、なおさら残念だ。それでも、この夏の沖縄の頂点を争い、白熱した一戦となることが期待される。