三役の給与を削減 コロナ対策費に 糸満市


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糸満市役所

 【糸満】新型コロナウイルスの感染拡大を受け、沖縄県の糸満市議会(大田守議長)は3日、臨時会を開き、當銘真栄市長と神谷和男副市長、幸地政行教育長の給与を一部減額するための条例案を全会一致で可決した。減額分は新型コロナウイルス対策費に充てられる。

 給与の減額期間は8月から翌年3月までの8カ月。當銘市長は30%、神谷副市長と幸地教育長は20%を減額する。3人の減額は計214万4千円。

 また、新型コロナウイルス感染防止対策に関する緊急対策事業の補正予算も全会一致で可決した。コロナ禍の中で台湾が世界保健機関(WHO)への参加を認められず情報共有ができないことについて取り上げ、国宛てに「台湾の世界保健機関(WHO)への加盟を求める意見書」も全会一致で可決した。

 意見書では新規加盟国についてWHO事務局への働き掛けを行うことを求めている。