尖閣対応に自衛隊も 河野大臣 「手の内明かさない」


尖閣対応に自衛隊も 河野大臣 「手の内明かさない」
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 【東京】河野太郎防衛相は4日の記者会見で、中国公船が尖閣諸島周辺海域で活動を活発化させていることに関し「自衛隊としても海上保安庁と連携し、必要な場合にはしっかり行動したい」と述べた。ただ、どういう事態で自衛隊が対応するかについては「手の内は明かさない」と言及を避けた。

 尖閣諸島の周辺海域では、今年4月14日から8月2日まで111日連続で中国公船が接続水域で航行しているのを海保が確認し、2012年の国有化以降で最長となった。

 領土や領海の治安維持は一義的に警察や海保が担い、対処困難な場合に自衛隊が海上警備行動や治安出動の命令を受け対応する。河野氏は会見で「万が一、自衛隊が対応しなければならない事態になった場合には、しっかり自衛隊が対応する」と強調した。