唾液PCR検査を開始 北部病院敷地内の「センター」で5日から


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【北部】名護市の県立北部病院敷地内で新型コロナウイルス感染が疑われる人の診察・検査を実施していた「北部地域発熱相談センター」で唾液を使ったPCR検査が5日から始まる。これまでは結果が出るまで3日程度かかっていたが、翌日には結果が出る。名称も「北部地域PCR検体採取センター」に改める。

 検体の判定を県外から県内の業者に変更したこともあり、期間短縮につながった。唾液を採取する方式は検査スタッフの感染リスクが軽減できるといい、日に5件程度という検査件数の増加も見込む。一方、これまでは直接の外来も受け付けていたが、医療機関からの紹介に一本化する。運営する北部地区医師会の稲嶺盛嗣事務局長は「センターでは地域診療所の医師も含めて対応に当たっている。来年3月までは、現状の体制で続けたい」と語った。