那覇や名護で「煙霧」 島を覆う夏のベール  久米島では「もや」


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 周子
煙霧に包まれた市街地=5日午前11時15分ごろ、那覇市首里から県庁方面を撮影

 沖縄本島地方で5日午前4時50分ごろから、目に見えない乾いた粒子が大気中に浮游し視界が悪くなる「煙霧」が観測された。同日、那覇市では空が白くかすみ、正午ごろには視界が4キロにまで狭まった。沖縄気象台によると、煙霧は名護市でも観測された。久米島では湿度の高い状態で大気中のごみに水蒸気が付着する「もや」が発生した。

 那覇市では4日午後7時ごろから同10時ごろにかけても煙霧が確認された。気象台は「3日夕方から4日未明にかけ、西之島由来の火山灰が奄美大島の方向に流れていることは確認されている。現時点ではその火山灰が直接的な原因かは判明していない」とした。