故オーム電機会長の基金で「新里賞」 関東沖縄経営者協が創設


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関東沖縄経営者協会の定時総会=5日、東京都のエッサム神田

 【東京】沖縄出身の経営者がビジネス協業などを目指す関東沖縄経営者協会(会長・新垣進オールビジネスリンク社長)の第54回定時総会が5日、東京都千代田区のエッサム神田で開催された。

 5月に亡くなった新里和英オーム電機会長が「若手経営者育成・ビジネス活性」のために寄せた多額の寄付で「新里基金」を設立し、年に1回若い経営者を表彰する「新里賞」を創設することが発表された。

 本年度は「何が何でもコロナに打ち勝ち自分の会社を守りましょう!」をスローガンに掲げ、会員交流と各社の業績向上に向けた情報発信、コロナ収束後のイベント開催、沖縄賛助会員社との交流強化に取り組むことを発表した。

 総会は新型コロナ感染防止のため(1)投票権のある正会員だけの参加(2)オンライン参加(3)委任状の提出(4)事前送付資料による書面投票(議決権行使書)の提出―を推奨して開催した。希望者にはビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で生中継した。

(山川夏子首都圏通信員)