父島近くの熱帯低気圧、西進し台風に発達か 台風6号も発生し大陸へ【8月10日午後】


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気象庁が発表した父島近くの熱帯低気圧の進路図

 気象庁の観測によると、10日午後3時現在、熱帯低気圧が小笠原諸島・父島の東南東約330キロの海上にあって、1時間に約15キロの速さで西へ進んでいる。このあと台風になる見通しで、11日午後3時には、父島の西約150キロ付近に達するとみられる。

 また、10日正午、南シナ海の北緯19度30分、東経118度35分のフィリピン北西の海上で台風6号が発生した。1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでおり、今後は台湾海峡を経て中国大陸に上陸する可能性がある。

 9日に沖縄近海を通過した台風5号は、10日午後3時には、対馬市の北西約90キロにあって、1時間におよそ50キロの速さで北へ進んでいる。九州北部地方での暴風のおそれはなくなったが、10日夜にかけて風が強く吹き、うねりを伴ってしける所がある。また、11日は台風から変わる低気圧の影響で、北海道の海上で非常に強い風が吹く見込み。【琉球新報電子版】