尖閣の警戒活動に対応 警察ヘリ4機、那覇空港に駐機


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尖閣諸島(資料写真)

 12日午後6時ごろ、警視庁や大阪府警などに所属する大型ヘリ4機が那覇空港に駐機しているのが確認された。沖縄県警関係者によると、16日に中国漁船による東シナ海での禁漁期間が明けることを受けての派遣で、尖閣諸島付近での警戒活動に当たるとみられる。

 今年6月に石垣市議会が尖閣諸島の字名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更する議案を可決したことに中国側が反発を強めている。関係者によると、浙江省などから100~200隻の漁船が日本の排他的経済水域や領海内に侵入し、漁を行うという情報もあるという。

 県警関係者によると、他府県警からの大型ヘリなどの派遣はここ数年、中国漁船の禁漁期間明けに合わせて行われている。

尖閣諸島での警戒対応に当たるとみられる他府県警所属のヘリコプター=12日、那覇空港(喜瀬守昭撮影)