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甲子園、沖縄県勢も躍動 鹿児島城西では4人ベンチ、敗れても起用に応える

 2020年甲子園高校野球交流試合第3日は12日、甲子園球場で2試合が行われ、鹿児島城西は3―1で加藤学園に敗れた。


4回表2死二塁、中前打を放つ鹿児島城西の原田高光(南日本新聞社提供)

 憧れの地での初勝利にはあと一歩届かなかった。しかし、親元を離れて懸命に目指してきた甲子園のグラウンドに立った県出身球児が躍動した。

 鹿児島城西はベンチ入りメンバー20人のうち、4人が県出身。このほか、親の転勤で沖縄で暮らしたことのある原田高光(長嶺中、那覇ボーイズ出)が7番一塁で先発出場。二回の初打席で左前打を放つなど、積極的な打撃を見せた。

 チャンスは最終回だった。九回表1死一塁で代打起用された砂川侑弥(安岡中出)は3球目、真ん中に来た変化球を振り抜く。二塁まで進む大きな当たりはチーム初の長打で待望の得点を挙げた。

 後続がフライアウトに取られたが、続く代打の上原渉扇(しおん、大宮中出)も左前への鋭い当たりで出塁。2死一、三塁と一発が出れば逆転の場面をつくった。最後は内野ゴロに打ち取られ、悔しい結果となったが、チャンスメークを任された県勢が起用に応えた。


9回表2死二塁、代打出場した鹿児島城西・上原渉扇が左前打を放つ(南日本新聞社提供)

9回表1死一塁、左翼線に適時二塁打を放った鹿児島城西の砂川侑弥(南日本新聞社提供)

 砂川は昨夏、けがに苦しみ秋季大会は出場できなかった。夢にまで見た春の選抜はベンチ入りを決めていたが新型コロナウイルスの影響で中止に。それでもなんとか練習を続け、交流試合でも再びベンチ入りを勝ち取った。そうした努力が結実した適時打だった。

 プロ野球で16年間プレーし、2018年度に就任した佐々木誠監督は「3年生がよく頑張って取ってくれた一点だった」と褒めた。

 県勢はこのほか、豊里力生(りきお、大宮中出)、2年生の平良侑裕(ゆうすけ、名護中出)がベンチに入った。



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