トカジャー、県記録更新


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8月9日 石垣島の伊野田海岸で県記録となる67.5センチ・3.72キロのトカジャーを釣った常深哲也さん(チーム大物釣人)

 先週に引き続き石垣島でまた県記録が更新された。トカジャーダービーに参加していた石垣島のフィッシングチーム大物釣人(maga―kuwasa)の常深哲也さんは、釣友から“座布団クラス”のトカジャーがいると聞いた伊野田海岸で午前7時ごろから釣りを始めた。潮が緩くなっているポイントにまき餌をすると、ちらほらと餌取りらしき小魚は見えるが、本命の姿は見えない。本命が回遊して来るまで1時間ほどまき餌をし、まき餌と仕掛けが同調するようにポイントを流していると、ウキがスッと沈んだ。

 本命の当たりだと確信して合わせると、1・7号のさおが大きく曲がり、右の沖防波堤に向かって猛ダッシュ。さおを精いっぱい立てて走りを止めようとしても止まらない。1~2メートルほどの浅い水深で所々に岩が点在するので、あまり走らせると岩にすれたらライン切れでばらしてしまう。

 ハリス4号の強さを信じ、渾身(こんしん)のパワーでさおをためた。すると、頭の上でさおは満月の様に曲がり、風切り音でラインがキーンと鳴り、ようやく走りが止まった。はやる気持ちを抑えながら慎重にやり取りをして、足元まで寄せた魚は“座布団トカジャー”。1発でタモ網に入れに成功したそれは、今までに見たことのない大きさで、沖縄県記録を0・5センチ更新する67・5センチの大型のトカジャーだった。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

8月4日 恩納海岸で98.6センチ・8.17キロのホシカイワリを釣った田港清昭さん
8月1日 豊崎海岸で活きエビを餌に30~34センチのガーラを釣った比嘉隆稀さんと林祐希さん

8月4日 浦添市のなうら橋周辺で32.5センチ・0.68キロのカーエーを釣った比屋根修さん
7月31日 うるま市沖のゴンジャン岩で15キロのロウニンアジを釣った熱田貴也さん(T.N.F.C)

8月6日 読谷海岸で23センチ前後のイシミーバイを釣った比嘉幸子さん
8月11日 西崎海岸で68センチ・4.17キロと62センチ・2.83キロのタマンを釣った長嶺良太さん(クラブdef・f)

7月30日 南城市の奥武島で64センチ・4.2キロのミーバイを釣った小森健太さん
8月1日 泡瀬海岸で36.4センチ・0.83キロのカーエーを釣った東江唯真さん

8月6日 辺戸岬の沖合で57.5センチ・2.34キロのアカジンを釣った又吉龍武さん
7月30日 安謝海岸で34.5センチ・0.58キロのカースビーを釣った保里浩規さん