おきなわマラソン延期 来年2月→再来年 沖縄市長「コロナ収束願う」


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記者会見で大会延期を発表する桑江朝千夫会長=14日午前、沖縄市役所

 【沖縄】おきなわマラソン実行委員会(会長・桑江朝千夫沖縄市長)は14日午前、沖縄市役所で記者会見を開き、2021年2月21日に開催予定だった「第29回2021おきなわマラソン」を1年延期すると発表した。新型コロナウイルス感染症の収束が見込めないことから、ランナーをはじめ大会関係者の安全確保が困難であると判断した。実行委員会によると、おきなわマラソンの延期や中止は初めて。

 実行委員会は延期の理由として、第2波、第3波が発生した場合、新型コロナ対応で救急医療態勢の構築が困難となり、大会の安全確保が懸念されることや連続完走を目指すランナーに配慮したと説明した。

 桑江会長は「大会を心待ちにしていたランナーには大変申し訳なく思うが、ご理解頂きたい。一刻も早く収束し、22年の29回大会が笑顔で開催できることを切に願っている」と呼び掛けた。

 おきなわマラソンは沖縄市の県総合運動公園を発着点に、県内外から多くのランナーが参加し本島中部地域を駆け抜ける。今年2月に開催された「第28回2020おきなわマラソン」には、フルマラソンと10キロロードレースを合わせ1万4627人がエントリーした。