那覇空港際内連結ビルの7店舗がコロナで撤退 臨時休業も22店舗 昨年オープン


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新型コロナウイルスの影響で休業を伝える際内連結ターミナル内のテナントの張り紙=14日、那覇空港

 昨年3月に開業した那覇空港の際内連結ターミナルビルに入居する土産品や飲食のテナント37店舗のうち、2店舗が7月までに撤退し、5店舗が撤退の調整を進めていることが分かった。14日時点で臨時休業している店舗も22に上り、際内連結ターミナルビルで現在営業しているテナントは8店舗だけになっている。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で空港を利用する旅行者が激減し、空港でのテナント経営の継続が厳しくなったとみられる。4月から休業が続いている店舗もあり、営業再開のめどは立っていないという。

 国内線と国際線の両ビルをつないだ際内連結ターミナルビルは、国際線の外国人客は集客できていたが、国内線を利用する国内客の需要を取り込めていないという課題が、新型コロナの感染拡大前からあった。

(中村優希)