騒音協定時間外にまたヘリ飛行 普天間飛行場、最大87.2デシベルに市民「うるさい」


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沖国大米軍ヘリ墜落から16年たった日に夜間飛行するMV22オスプレイ。下は墜落した機体の後継機CH53Eヘリ=13日午後10時55分ごろ、宜野湾市の普天間飛行場

 【宜野湾】沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故から16年となる13日、普天間飛行場でMV22オスプレイなどの常駐機が、航空機騒音規制措置(騒音防止協定)の時間外である午後10時を超えて夜間飛行した。県と宜野湾市の騒音測定によると、午後10時52分に上大謝名公民館で最大87・2デシベルの騒音が発生し、市民から「うるさい」と市に苦情があった。夜間飛行は10~14日の5日連続で、市民負担は増している。

 13日は午後10時前、沖国大に墜落した機体の後継機CH53Eヘリコプターが飛来。午後10時すぎにはオスプレイやAH1Z攻撃ヘリがごう音を響かせ相次いで着陸した。沖国大に墜落した午後2時15分ごろにも、米軍機のエンジンや回転翼が回る音が大学に響いた。