一人親の母、食料で支えよう 那覇中央社交業協会がコロナ禍で企画、57人に贈る


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無償提供する「緊急フード支援」で食料を受け取る女性=15日、那覇市

 新型コロナウイルスの感染拡大で困窮する一人親の母親らを支援しようと那覇中央社交飲食業協会(伊波興治会長)は15日、食料を無償提供する「緊急フード支援」を行った。集まった57人のシングルマザーからは「ありがたい」と声が上がった。密集や行列を避けるため、事前に申し込みを受け付け、指定した時間に来場した女性らに順番にパンやお菓子などの食料が手渡された。

 9月に出産を控える安谷屋亜望(あみ)さん(20)=西原町=は、パチンコ店で働きながら4歳の娘を育てる。「買い物に行くだけで不安がある。こういう支援があると本当に助かる」と笑顔を見せた。支援事業を企画した伊波会長は「困っているお母さんたちを助けたかった」と話した。

 事業には市社会福祉協議会などが参加。おきなわこども未来ランチサポートも食料を提供した。