「平和の継承」若者が議論 沖縄、広島、長崎をネットでつなぎ みるくゆんたくプロジェクト


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イベントで登壇した狩俣日姫さん(右上)ら=16日午後(同プロジェクト提供)

 若い世代が平和の在り方を考え、発信する「みるくゆんたくプロジェクト」は16日、動画投稿サイト「ユーチューブ」を利用し、今後の平和教育について考えるイベントを開催した。沖縄で平和学習を行う狩俣日姫さん(22)、平和祈念資料館でボランティアをする広島市立大3年の池田千夏さん(21)、平和教育の出前講座を行う学生団体を設立し、長崎市平和宣言文起草委員を務める長崎大院2年の光岡華子さん(24)が登壇し、議論した。

 2部構成で、第1部は各地域の平和教育の現状と課題について話した。第2部は「平和教育の意義」などを議論した。

 狩俣さんらは「地域によって異なる戦跡があり、地域で体験を学ぶことができる。戦争体験者が少なくなっている今、若い世代への継承が大事になってくる」と話した。配信した動画はユーチューブで「みるくゆんたく」と検索すると視聴できる。