県吹奏楽コンテスト、高校の部中止　中学は10月、小学校は未定

　沖縄県吹奏楽連盟（山里望会長）は17日までに、22日に予定していた県吹奏楽コンテスト高校の部の中止を発表した。同コンテストは中止となった全国吹奏楽コンクールの代替大会として県独自に開催する予定だったが、新型コロナウイルスに関する県の警戒レベルが引き上げられ、緊急事態宣言が29日まで延長されたことを受け、中止を決めた。

　同連盟によると、コンテストには県内25校から合同チームを含む23団体の申し込みがあり、約650人が参加予定だった。3年生にとっては高校最後のコンテストになるはずだった。

　緊急事態宣言が延長されたため、県立高校は12日から一部臨時休校が続いており、部活動はできていない。9月以降の開催は受験や就職活動への影響が大きく、同連盟は延期ではなく中止を決めた。

　同連盟はホームページで中止を知らせ、「3年生は集大成の大会ということで臨んでいたと思う。区切りの大会を開催できなかったことは本当に残念だが、これまで吹奏楽を通して培った力をそれぞれの進路に向けて発揮していただきたい」とのコメントを掲載した。

　中学校の部は10月3、4日に無観客で開催する予定。小学校の部も同期日で開催する予定だったが、延期する。小学校の部の開催日は決まっていない。