松本哲治浦添市長と本紙記者との一問一答は次の通り。
―県、那覇市、浦添市の3者は北側案で合意する方向か。
「私が現時点で(北側案の受け入れを)決めているということはない。浦添だけの問題ではなく、県と那覇市も一緒に答えを出すべき課題だ」
―防衛局長の説明にはどう答えたのか。
「意見は聞き受けた、早急に3者会談を開いて議論する、というだけだ。3者で会ってしか決められない。私が先にどうこう言うことはない」
―3者会談で松本市長が北側案を了承することはないか。
「それは分からない。事実上、県も那覇市も北側案でやってくれということは言っている。知事、那覇市長が『浦添市がそれを受け入れてくれるならありがたい』という話をするのかどうかだ。(北側案も)オプションとして全てあり得る」
―北側案受け入れは公約を変えたことになる。
「新たな南側案を実現したいということで当選したが、県も那覇も防衛も米軍も駄目だというのであれば、どうするかというのは私の判断だ。県も那覇市も、浦添の民意に対応してくれるのではないかと期待していたが、残念ながらそういうこともなく今日まで来ている。改めて2人に話を聞いた上で決定する」