浦添西海岸開発「民港部分を早めに」 沖縄県建設産業連が知事に要請


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玉城デニー知事(右から2人目)に要請書を手渡す県建設産業団体連合会の津波達也会長(左から2人目)ら=17日、県庁

 沖縄県建設産業団体連合会の津波達也会長らは17日、県庁に玉城デニー知事を訪ね、浦添西海岸開発計画の早期実現について要請した。

 要請内容は(1)那覇港浦添ふ頭地区開発は2003年策定の現行港湾計画を基本とする(2)貨物を積んだトラックごと運べるRORO船のターミナル施設を新規事業採択の最優先事項とする(3)県知事、那覇市長、浦添市長による合意形成を図る(4)8月中旬までに国など東京の関係機関へ要請活動をする―の4点。要請を受けた玉城知事は「那覇市、浦添市と連携して取り組んでいきたい」などと答えた。

 要請後、記者団の取材に応じた津波会長は、米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添市移設を巡る動きについて「報道を見て驚いている。我々としては民港部分を早めに着工していただけると思っている」と語った。