デイサービス施設のクラスター 集団で動く機会多く感染拡大か


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 周子

 18日までに利用者と職員計34人の新型コロナウイルス感染が確認されたうるま市の通所介護(デイサービス)施設で感染が拡大した背景について県の糸数公保健衛生統括監は「イベントなどで食事したり集まって身体を動かしたりと集団になる機会が多いのでそこで一気に広がったのではないかと考えられる」と述べた。

 県は高齢者福祉施設に感染症が流行している時には食事を集まって取る機会をなるべく控えるよう伝えているという。県立中部病院感染症内科の高山義浩医師は施設職員が感染しない・させない対策や発症した利用者を見逃さない対策、ウイルスを持ち込ませない対策の重要性を指摘する。県立中部病院の横山周平医師は「高齢者を感染させないことが大切。家族・親族間感染も多くみられる。交流も大事だが注意が必要だ」と慎重な行動を呼び掛けた。