沖縄輸出額66%増、「再輸出」「精密機器類」押し上げ 輸入超過104億円


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 沖縄地区税関は19日、7月の管内貿易概況(速報)を発表した。輸出総額は前年同月比66.2%増の16億3600万円、輸入総額は同7.4%減の120億5千万円で、差し引き104億1500万円の輸入超過となった。輸出総額は4カ月ぶりに対前年同月比で増加に転じた。

 輸出の品目別は「再輸出品」が同12.9倍、「精密機器類」が同6.2倍と大幅に増加した。

 輸出が減少した品目では、「果実および野菜」が最も減少し、同57.1%減った。「肉類および同調製品」は同39.8%減少した。これらの品目は航空便での輸送が主なため、新型コロナウイルス感染拡大の影響で航空便が運休.減便したことで、輸出が低調となった。