ベトナム実習生受け入れ100人規模想定 八重山観光振興組合が監理団体に


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外国人技能実習生の監理団体に認定された八重山観光振興協同組合の東郷清龍代表理事(左から2人目)ら=19日、石垣市内

 【八重山】八重山観光振興協同組合(石垣市、東郷清龍代表理事)が国から外国人技能実習生を受け入れる監理団体に認定され、ベトナムからの実習生受け入れを開始する。八重山をはじめ、沖縄県内全域での実習支援に取り組むとしている。早ければ年明けにも組合加盟企業での実習を開始させたいという。

 八重山観光振興協同組合は、2019年11月に監理団体に認定された。

 同組合は地元で支援できる強みを生かし、実習生のコミュニティー形成などを進め、実習生が生活しやすい環境づくりに取り組むとする。組合加盟企業の需要に応じた幅広い業種での実習を目指すとしている。

 当面の受け入れ目標は100人で、最終的には常時200人規模の受け入れを目指す。受け入れ規模が拡大すれば、ベトナム以外からの受け入れも視野に入れる。

 8月末までに実習生を希望する加盟企業を一次募集。初回は10人程度の受け入れを予定しているが、今後は四半期ごとに企業を募集する予定だという。

 東郷代表理事は「人手不足の中、実習生は一生懸命業務に従事してくれる。実習生が沖縄になじんで、技能を身に付けてほしい」と話した。

 同組合は那覇にも事務所を開設している。組合加盟には5万円の出資が必要。問い合わせは同組合(電話)0980(83)8711。