ラグビー、名護高部員がオンラインでVと準V 筋力や俊敏性イベントで競う


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
筋力や俊敏性を競うオンラインイベントで優勝した名護高ラグビー部の玉城幸侑(中央)、準優勝の山城海人(左)、決勝進出者の神山颯=同校(提供)

 ラグビーのオンラインイベント「Virtual Summer Camp for 菅平2020」のトレーニング&フィジカルトーナメントに名護高ラグビー部が参加し、1年の玉城幸侑(こう)(15)が優勝、2年の山城海人(17)が準優勝した。3年の神山颯(そう)(17)も決勝まで残った。

 イベントは23日まで。ラグビーを中心にスポーツ合宿が盛んな長野県上田市にある菅平高原への合宿受け入れがコロナ禍で激減したことを受け、信濃毎日新聞社などでつくる実行委員会が企画。部活動が制限された高校ラグビー部の生徒らを対象にプロの指導者が効果的なトレーニング方法を紹介した。

 筋力や俊敏性を競う部門には全国から約500人がオンラインで参加した。名護高からは3人が決勝枠8人に残った。予選で腕立てやスクワットなど5種目を行い、それぞれ1分間の制限時間内でどれだけ多くできたかを競った。16日に実施された決勝は、立った状態から地面に横たわり、また立つという動作を繰り返すバービーを1分間に何回できるかを争った。

 優勝した玉城は26回を達成した。「部活の練習で培った筋力や持久力が生きた」と胸を張った。準優勝の山城は25回を記録。「バービーの動作はラグビーでも有効に生かすことができる。他の参加者からも刺激を受けた」と語った。

 名護高はこれまでもオンラインを活用し、プロ指導者からの助言を練習メニューに反映させる。同校の宮城剛監督は「今回、ラグビー日本代表のコーチからの助言という貴重な機会をいただけた」と意義を語った。