宮森小ジェット機墜落 「未来を奪われた子どもたち」写真展始まる 9月まで


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石川・宮森小630会から提供された資料を展示している対馬丸記念館=19日、那覇市若狭の同館

 61年前に旧石川市(現在のうるま市石川)で起きた宮森小米軍ジェット機墜落事故の写真展が22日から那覇市若狭の対馬丸記念館企画展示室で始まる。
 写真展のテーマは「未来を奪われた子どもたち」。展示に携わった同記念館の学芸員・渡名喜琴音さん(28)は「対馬丸撃沈と宮森小の事故は子どもの未来を奪ったという点で共通している。次世代につながるように展示の工夫をした」と話した。

 写真は石川・宮森630会が提供。米軍ジェット機が墜落した直後の様子や、けがを負った子どもなどの写真60枚と、証言や当時の新聞記事などをまとめた資料4冊を展示している。

 対馬丸記念館は29日まで休館予定だが、写真展の会場の企画展示室は開放している。時間は午前9時から午後5時まで。毎週木曜日休館。9月22日まで無料で鑑賞できる。