松山のコロナ感染16人 同じ飲食店の従業員 沖縄県内クラスター16例目


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閑散とする松山の飲食店街

 県内の新型コロナウイルスの感染状況について県は24日、那覇市松山の接客を伴う飲食店でクラスター(感染者集団)が新たに発生したと発表した。同日までに同店で従業員16人の感染者が確認されていると明らかにした。これまでクラスターが発生した店とは別とした上で、業態や感染の経緯などは調査中とした。県内のクラスター発生は16例目となった。

 県によると、同店では8月7日に従業員1人の感染が確認された。県が緊急事態宣言に合わせて休業要請を出していた期間に営業を続けていた可能性があるという。

 県保健医療部の大城玲子部長は「休業要請は義務化できることではないが、応じてほしかった」と話した。

 同店は感染確認後は営業を自粛していたが、県が休業要請を解除した16日以降に営業を再開したという。

 那覇中央社交飲食業協会の伊波興治会長は「出るのではないかと心配していた。(休業要請の期限が明けた)16日から早速開けている店舗もあったが、自粛を続けている店舗もある。休業要請の協力金では店舗の継続が難しいところもある」と判断の難しさを吐露した。