日本語講習で外国人就職支援 うるま市が検討


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努
           うるま市役所

 うるま市が市内の定住外国人の就職を支援するため、10月下旬ごろから日本語講習の実施を検討していることが27日分かった。市内の永住者や日本国籍を有する者の配偶者などが対象で、留学生や技能実習生は対象外だという。

 講習は厚生労働省の委託事業で、日本国際協力センターが全国で展開している。昨年末、うるま市が希望したところ、事業の実施が決まったという。

 事業は6月に始める予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で10月下旬に開始予定時期が延びた。感染対策のため、1クラス10人程度に規模を縮小するという。

 講習は日本語の習得状況に応じて5コースに分けて、履歴書の書き方や面接対策、電話の取り次ぎ方や相談など働く場面で用いる日本語を学ぶ。職場訪問なども予定している。1コースは120時間で来年3月末に終了予定。受講者に応じて時間割を組む方向で検討している。

 問い合わせはうるま市経済部商工労政課(電話)098(923)7634。