「社員の男女比は?」 WEBを活用、沖縄県が合同就職説明会 学生ら230人質疑


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WEB合同就職説明会で会社の魅力をPRする企業の採用担当者ら=26日、那覇市小禄の沖縄産業支援センター

 沖縄県商工労働部は、25、26日の両日、2021年卒業予定の大学生などを対象としたWEB合同就職説明会を開催した。約230人の就職希望者が参加した。14社の採用担当者が、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を通じて自社の魅力をPRした。

 県は毎年「就活パワフルサポート」として8月と12月に合同就職説明会を開催しているが、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大で例年のような対面式の開催ができなかったため、ウェブを活用した。

 1社当たり25分程度で、参加者はチャットを使って各社の担当者に「社員の男女比は」「商品開発担当の部署はあるのか」など活発に質問した。説明会で自社の特徴を説明したコーカスの安里さやか氏は「対面式とは違って表情が見えないので反応が分からず難しい部分があったが、学生が活発に質問してくれたので良かった」と話した。

 県雇用政策課の金城裕隆主査は「県内でこの形の合同説明会を開催するのは初めてだが、学生からの反響も良い。遠隔地の人も参加しやすいというメリットもあるので、コロナが収束しても対面式と併用することも検討したい」と話した。