沖縄県、振興予算21年度も3000億円台要請へ 別枠でコロナ対策も


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沖縄県庁(資料写真)

 県は28日、庁議を開催し、2021年度の沖縄振興予算として政府に3千億円台の確保を要請することを決定した。沖縄振興一括交付金の増額とともに、別枠で新型コロナウイルス対策に必要な予算の確保も要請する。

 そのほか、社会資本整備総合交付金などの投資補助金、子どもの貧困対策や離島活性化事業、沖縄科学技術大学院大学(OIST)、首里城復元などの取り組み推進も求めた。

 新型コロナの影響で、財務省は21年度の概算要求基準を「基本的に対前年度同額」と定めた。これを受け、県は20年度の沖縄振興当初予算3010億円と同水準に設定した。

 玉城デニー知事は9月3日に上京して国に要請する予定だったが、安倍晋三首相の辞任表明や県独自の緊急事態宣言の延長があり、日程を調整している。