台風10号、5日にも大東島地方に接近 「特別警報級」に発達の恐れ


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 1日に小笠原近海で発生した台風10号は2日午後9時現在、マリアナ諸島を1時間におよそ15キロの速さで西に進んでいる。沖縄気象台によると、今後台風は発達しながら日本の南を北西に進み、5~6日ごろに大東島地方に接近する見込み。大東島地方は4~6日に暴風や高波、沖縄本島地方は5~6日に高波への警戒が必要となる。

 2日午後9時現在、台風10号の中心の気圧は985ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートル。中心から半径330キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。

 気象庁によると、5日午後9時には中心気圧915ヘクトパスカル、中心付近の最大風速が55メートル、最大瞬間風速が75メートルの特別警報級の勢力に発達すると予想される。

 大東島地方では4~6日、沖縄本島地方では5~6日に大しけとなるおそれがあり、同気象台はうねりを伴う高波への警戒を呼び掛けている。

 台風10号は6~7日にかけ奄美地方から西日本に接近し、上陸する可能性がある。気象庁は「早期注意情報や警報・注意報などの気象情報に留意し、自分の命、大切な人の命を守るため、早めの対策をお願いしたい」と求めている。