【恩納】沖縄県恩納村立うんな中学校(宜志富清博校長)2年生を対象にした面接体験がこのほど同校体育館で行われた。生徒104人が挑んだ。例年キャリア教育としてこの時期に行われている職場体験が新型コロナウイルスの感染予防で中止になり、その代わりとして模擬面接となった。
面接官は石川署や、社会福祉法人、おんなの駅、リゾートホテルのほか、農家や自動車整備士、薬剤師に看護師など幅広い分野から参加した。
生徒にはあらかじめ希望する職種を調査し、面接当日は希望職種も含めそれぞれ3回の異なる業種の面接を受けた。初回は緊張で自分の思いをうまく表現できなかったが、回を重ねるごとにしっかりと面接官に受け答えできるようになった生徒もいた。
面接体験を終えた生徒たちからは「緊張して言葉が出ないこともあったけど、最後まで相手に伝えることができた」「面接を待つ間の態度も大切だと反省し、将来本番の時は気を付けたい」「質問にはきちんと答えられたが、緊張して相手の目を見ていなかった」と反省から学んだ生徒も。「高校入試の面接に生かしたい」など将来を見据えた感想もあった。
面接官からは、あいさつの仕方や面接時の座り方、面接に真剣に向き合う生徒たちの姿を評価する声が多かった。
(小山猛三郎通信員)