石垣、20.7キロのロウニンアジ


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8月29日、石垣島沖防波堤で118センチ、20.78キロのロウニンアジや60センチのタマン、70センチのムネアカクチビなどを釣った盛山和行さん(フィードマン)

 今年は沖縄県各地でロウニンアジが釣れているため、ロウニンアジの“アタリ年”ではという釣り師が多い。石垣島の友人から釣れたとのメールが届いた。石垣島のフィードマン所属の盛山和行さんは数々の大型を釣り上げた実績を持つ大物釣り師。

 8月29日も午後6時にタマンやロウニンアジの大物を狙って釣り仲間と2人で沖防波堤に渡った。午後6時30分に、竿が大きく曲がり、なかなか強い抵抗を受けながらも70センチのムネアカクチビを釣った。本命ではないが幸先の良いスタートで入れ食いを期待したが、その後は夜中の午前2時ごろまで、サメに邪魔されて、10キロ前後のサメを4匹釣り上げた。サメがいるなら魚もいる証拠だと確信していた盛山さん、諦めずに定期的に付け餌を付け替えては仕掛けを投入した。

 午前3時に本命のタマンが釣れたが60センチと、大きさが不満。夜明け前までに大型の釣果を期待したが、空が白々と明け出した午前6時に竿が海面に向かって突き刺さったかと思ったら、リールから糸が勢いよく引き出された。その走りからロウニンアジだと確信した百戦錬磨の盛山さん。巧みなやりとりで釣れたのは118センチ、20・78キロのロウニンアジだった。彼には満足できる大物ではなかった。しかし、近い将来、県記録を更新する大物を釣ったと報告が来ることを期待している。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

8月25日、伊計島で島タコを餌に115センチ、20.6キロのロウニンアジを釣った島田竜斗さん
8月26日、宜野湾海岸で107センチ、17キロのロウニンアジを釣った上江洲雄吾さん

8月27日、読谷海岸で107センチ、15.25キロのロウニンアジを釣った新垣喜和さんと蓮喜さん
8月29日、西崎海岸で55.5センチ、2.06キロのタマンを釣った又吉武大さん

8月25日、糸満海岸でヤマトビーの切り身を餌に66センチ、3.68キロと60センチ、2.85キロのタマンを釣った金折貴洋さん
8月29日、西洲海岸で55.9センチ、2.08キロのタマンを釣った渡眞利淳弥さん

8月29日、伊良部島で61センチ、2キロのトカジャーを釣った石嶺海樹さん
8月27日、宜名真海岸で54.5センチ、2.32キロのタマンと47.8センチ、1.76キロのダルマーを釣った城間悠さん

8月22日、本島南部海岸でシジャーを餌に48.5センチ、1.41キロのタマンを釣った赤嶺りみさん
8月29日、うるま市海岸で45センチ、1.28キロのスマガツオを釣った山川大輔さん