今後の感染対策や県内経済は 知事会見一問一答


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 玉城デニー知事が4日に開いた記者会見で記者団とのやりとりは次の通り。

 ―今後、感染者が増えたらどう対応するか。
 「必要な対策については、県新型コロナウイルス感染症注意報を出して、ピンポイントかつタイムリーに県民に発信し注意を喚起したい」

 ―夏場の対策で積み残された課題や次の波に備えた県の方針はあるか。
 「秋冬に向けてインフルエンザとの対策をどうするのかも視野に入れる必要がある。医療機関との連携も含め、各部署の役割の明確化や分担の必要がある」

 ―1カ月に及ぶ宣言が県内経済に与えた影響をどう認識しているか。
 「非常に甚大な影響があったと思う。業界には非常にご苦労を掛けた。事業者と協力し、感染拡大防止と合わせて社会経済活動を回していきたい」

 ―緊急事態宣言の解除に至った一番の根拠は何か。
 「PCR検査体制、医療機関が逼迫(ひっぱく)した状況から改善に向かっていること、警戒レベル指標の1週間ごとの状況も今後改善に向かうことなども含め総合的に判断した」

 ―宣言解除で移入例が増える懸念もあるが、渡航者への呼び掛けは。
 「警戒レベルは第3段階で感染流行期は続いている。旅行前の十分な健康観察と感染予防対策の徹底、来沖後もコールセンターやTACOを利用し、具合が悪い時にはすぐに相談するよう、お願いしたい」