ALSガイド本 日本協会が発行


ALSガイド本 日本協会が発行
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 日本ALS協会は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)と告知された患者やその家族に向けた「ALSケアガイド」=写真(上)=を発行した。ALSの症状や保険などを患者や家族の体験談とともに紹介している。7日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪れた同協会県支部の島田香代子事務局長、運営員の田港華子さん、新里美津江さんは「患者や家族、福祉事業所の方に手にとってほしい」と呼び掛けた=同(下)。

 ALSは全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病。ケアガイドでは症状や治療、必要な生活支援などを図や写真を使いながら解説する。その他にも、運動や呼吸が困難になった場合の対応なども説明している。

 現在、県支部には約30人の会員が所属する。島田事務局長の元には、ALSと告知された患者や家族、福祉事業所などから相談が寄せられているといい「ぜひケアガイドを役立ててほしい」と語った。

 県支部はケアガイドを70冊限定で販売する。1冊1500円(税込み)で、そのうち1300円は県支部の活動資金に充てられる。購入の申し込みや詳しい問い合わせは島田事務局長(電話)090(3418)7982。