衛藤沖縄担当相、コロナの財政支援に前向き 沖縄県議、水際対策の支援要請


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衛藤晟一沖縄担当相(左から3人目)に要請書を手渡す、赤嶺昇氏(左)、平良昭一氏(同2人目)、當間盛夫氏(右)=7日、内閣府

 【東京】衛藤晟一沖縄担当相は7日、那覇空港での抗原検査など新型コロナウイルス対策に関する財政支援を求める県議らの要請に対し「沖縄側の、腹を決めた姿勢が必要だ」と述べ、県が実施を決めれば財政面で支援する考えを明らかにした。

 要請は県議会の会派おきなわと無所属の会の連名で行われ、県議会議長の赤嶺昇、平良昭一(以上おきなわ)、當間盛夫(無所属の会)の3県議が出席し、非公開で行われた。

 要請書は新型コロナの感染拡大の防止に全力で取り組む必要があるとして(1)旅行者専用相談センター沖縄(TACO)の体制強化のための財政措置(2)那覇空港での抗原検査実施に向けた検査機器設置に必要な財政措置(3)空港における検査態勢構築に向けた支援―の3項目を求めた。

 衛藤氏は要請項目全般の方向性は「(国も)一緒」とし、県が事業実施を決めれば「財政的措置はある」と述べたという。