本部高生8人、藍染め体験「色の変化に感動」 地元の伝統工芸学ぶ


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ビニール手袋をして真っ白いTシャツを染料する生徒ら=9月4日、本部町伊豆味の藍の葉ぁ農場

 【本部】沖縄県立本部高校2年生8人が4日、本部町伊豆味の「藍ぬ葉ぁ農場」(池原幹人代表)で藍染め体験をした。体験は同校の選択授業の一環で、郷土の工芸を体験し学ぶことが狙い。藍染めは本部町伊豆味の伝統工芸でもあり、高校生が体験することで伝統工芸の継承にもつなげる。講師は同農場の池原幹人さんが務めた。

 体験ではビニール手袋を着け真っ白いTシャツを染料した。3基の藍がめに準備された藍(染め液)で水切り籠などを使って仕上げた。何度も染料に漬けて水で洗ってまた漬けることを繰り返して色が濃くなっていく。グラデーション(明暗や色調の変化)を付けたりビー玉をTシャツに包み輪ゴムで縛り模様を付けたりして、みんな楽しく体験しオリジナルの作品を完成させた。

 小濱琉香(るか)さん(16)は「水をかけた時に一瞬で色が変わり感動した」と笑顔で答えた。
 (上間宏通信員)