7月以降のコロナ死者 6割が施設内感染か ほとんど高齢者 沖縄


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ

 沖縄県の糸数公保健衛生統括監は9日、県内で確認された新型コロナウイルス関連の死亡例について、流行の「第2波」とされる7月以降に亡くなった34人のうち、約6割の21人が医療機関や高齢者福祉施設での感染が疑われていることを明らかにした。

 糸数統括監は、これまでの死亡者のほとんどが70代以上の高齢者だとして「重症化しやすい人が毎日の報告で何割か出てきている。気が抜けない」と強調した。施設内クラスターについては「対策を取っているが、防ぐことはできなかったのかという視点も必要だ。分析し、このようにならないようにしていきたい」と語った。

 那覇市の沖縄協同病院は同日、院内感染した入院患者1人が7日に死亡したと公表した。これまでに陽性が判明した入院患者15人のうち、8日時点で6人が入院中となっている。