テレ朝系「プログレス賞」 QABの番組「くとぅばどぅ宝」が奨励賞


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
琉球朝日放送(資料写真)

 琉球朝日放送(QAB)が3月29日に放送した「くとぅばどぅ宝~消滅危機言語を守る人~」が、テレビ朝日系列24社の放送番組審議会が選ぶ第26回プログレス賞奨励賞を受賞した。9月8日、審議会が発表した。

 「くとぅばどぅ宝~」は、プロデューサーを草柳悟堂さん、構成を島袋夏子さん、ディレクターを金城美優さんが担当した。世界にある6000から7000の言語の半数が100年のうちに消滅する可能性が指摘されている中、国内で危機にある八つの地域の言語のうち半数以上が琉球列島で使われる言語のため、どうすれば「未来に受け継ぐことができるのか」を与那国島や竹富島、沖永良部島などを巡り考えた。

 同賞は放送番組審議会が発案し、放送番組の一層の質的向上などを目的に1995年に始まった。