カヌー・スプリント日本選手権 當銘・大城組が頂点


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 カヌー・スプリント日本選手権は10日、石川県の小松市木場潟カヌー競技場で第2日を行い、男子カナディアンペア1000メートル決勝に出場した沖縄水産高出身の當銘孝仁(大正大出、新潟・三条市スポーツ協会)、大城海輝(鹿屋体育大出、三重県カヌー協会)組が優勝を飾った。今季初戦で好成績を残し、次の公式戦となる東京五輪の出場枠を懸けた来春のアジア選手権に向け、幸先の良いスタートを切った。

 當銘・大城ペアはスタートと同時に飛び出し、後続を大きく引き離してゴール。2位と15秒以上差を付ける3分38秒912で頂点に立ち、国内トップの実力を示した。代表合宿で技術や体力を磨いてきた當銘は「去年では出せなかったタイム」と成長を実感した様子。大城は「もっと全体的に伸ばしたい」とアジア選手権を見据えた。