普天間飛行場の泡消火剤問題、2014年にも漏出 玉城デニー知事「厳格運用求める」


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玉城デニー知事

 【東京】玉城デニー知事は10日、バーベキューをして有機フッ素化合物(PFAS)を含む泡消火剤が漏出する事故が米軍普天間飛行場で2014年にもあったとする一部報道について、「(危険な所で)熱が発生するものを使うことそのものをもう一度、部隊の中で(問題点を)再点検をしてほしい」と述べた。「(ルールを)厳格に運用するための方策を求めていきたい」と話し、米軍に対応を求める考えも示した。

 今年4月に普天間飛行場から泡消火剤が流出した事故についても米兵らのバーベキューが原因だったことが判明したばかりだ。

 県は、沖縄防衛局を通じて米軍に事実関係を問い合わせている。

 沖縄防衛局は10日、本紙の質問に「ご指摘の時期に普天間飛行場外の環境に影響を及ぼす事故が発生したとの報告は受けていない」とした上で、「これ以上の事実関係については、米軍施設・区域の運用に関することで、政府としてコメントすることは差し控える」と回答した。