立民、国民の沖縄県連、合流へ協議加速 新党代表枝野氏の選出で


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沖縄県議会(イメージ写真)

 立憲民主党と国民民主党による合流新党の代表に立民の枝野幸男代表が選出されたことを受け、両党の県連も合流に向けた協議を加速させる。近く、連合沖縄を交えた協議会を設置する。代表選で枝野氏に投票した県選出の屋良朝博衆院議員=国民民主=は、枝野氏が東日本大震災時に官房長官として危機対応に当たった実績を挙げ「危機に対応する能力を備えている。政治、経済、外交を含め緊急事態にある日本を一日も早く立て直せる」と意義を語った。

 合流新党を巡り、立民県連(有田芳生代表)は既に合流新党への参加を決定している。国民県連は決めておらず、清水磨男代表は本紙の取材に「一つの塊に向けて前向きに協議をしている」と述べ、近く合流新党への参加を表明する考えを示した。

 両県連の合流に向けては役員体制が最大の焦点となる。

 屋良氏は、両党の合流により「政権交代の準備が整った。沖縄の問題は政権交代なくして前に進まない」と強調。「威嚇や恐怖による(勢力の)均衡ではない、開かれた国益を追求していく」と意欲を示した。