自民県連の中川京貴会長、年内の衆院選も視野「万全の体制で臨む」


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 続投が決まった中川京貴自民党県連会長と記者団とのやりとりは以下の通り。

―新体制で今後の選挙にどう臨むか。

 「衆院選が年内にある可能性もあり、万全の体制で取り組んでいく。年明けには宮古、浦添の市長選、2年後には知事選もある。早めに候補を決めたい」

―総裁選について菅義偉官房長官が新総裁に選出された場合、普天間飛行場の辺野古移設が進むことへの期待感はあるのか。

 「県連の原点は普天間の危険性除去だ。一日も早く返還させ、これまで辛抱してきた宜野湾市民のために跡利用もしっかりする。県連はそのために辺野古を容認した。早い段階で普天間を返還する仕組みを政府に要請したい」

―菅氏は「結果的には(沖縄振興と基地問題が)リンクしている」と述べた。どう評価するか。

 「沖縄は島しょ県だ。歴代県連会長、国会議員は沖縄に基地があってもなくても島しょ県沖縄にしっかり支援すべきだとの体制だった。沖縄の不利性、鉄軌道もない中で、結果的には基地があって開発ができない部分はある」

―総裁選を巡り党本部が予備選結果の事前公表を禁じたことに対する考えは。

 「当初は事前公表するつもりだったが、党本部の方針に問題はないと考えている。県連として誰に投票したかは総裁選後に公表する。ただ予備選の内訳などについては公表しない」

―内訳を公表しない理由は何か。

 「理由はない。我々としてはトータルで3票総取りと決めている。それだけだ」